みなさまはお手紙を書かれますか?
手紙を書くときに気をつけるのが、
読む相手が自分にとってどんな立場の方で、
どんな手紙が失礼がないか。
または気持ちよく読んでもらえるか
ではないでしょうか。
そこでポイントとなるのが季節のご挨拶
「時候の挨拶」です。
時候の挨拶とは、季節や天候に応じた心情や季節感を現す言葉で、
「頭語」の後に続く礼儀文です。
季節にふれる挨拶は手紙のもっている美しい伝統のひとつですよね。
季節感をうまく表現して相手に伝えるとすてきだと思います。
5月の時候の挨拶を例にあげると
晩春、残春、惜春、暮春、老春、藤花、
葉桜、薫風、陽光、万緑、新緑、青葉、
若葉、立夏、初夏、梅夏、向暑、軽暑、微暑
※上記を使う場合は「~の候」「~のみぎり」「~の折」
のいずれかを繋げます。
ほかには、
青葉若葉の好季節
緑照り映える時節
若葉の緑が目にしみる季節
青葉繁れる好季節を迎え
新緑の野山に萌える今日此頃
風薫る五月
親しい方へのお手紙でしたら上記の言葉を使いつつ
もう少しカジュアルにしても良いですね!
私は特に5月の「薫風」がすきです。
爽やかな気候のなか、身近な方にお手紙を書いて
みてはいかがでしょうか?
きぶし ふみえ