「にいがた経営者ものがたり」作成事例
創業時からの歴史、想いをまとめられた事例をご紹介します。
Vol 1
マルニ西脇株式会社 代表取締役
西脇 謙吾様
(新潟県妙高市)
2022 年5 月5 日に創業50 周年を迎えた、オリジナルジーンズの制作・販売で躍進する妙高市のマルニ西脇株式会社。
早くに父である先代を亡くされ、30 代で社長に就いた代表取締役の西脇謙吾氏。創業者であるお父様から今につながる業績を振り返るとともに、創業時の想いを受け継ぎつなげていくことが重要と、周年を機に『MARUNI50』をまとめました。その経緯を西脇謙吾氏にお聞きしました。
Q なぜこの本を作ろうと思われましたか
創業50 年、コロナウイルスもあり生活環境は変化し、社会の転換期を迎えています。
「先代ならどう考えるか︖」と思う機会が多々ありました。そんなとき、第四銀行(現第四北越銀行)元頭取に「創業50 年の記録として社史を作られたらどうですか」と勧めていただいたのがきっかけでした。
自身の出生や体験に、今後のヒントや答えがあるかもしれない。「温故知新」というフレーズが頭をよぎりました。
Q どのような本なのですか
先代の父、海軍より帰還したのちに行商人となった祖父が開いた「西脇長造商店」の話からスタートし、現在に至るまでの歴史を何回かのインタビューを経てまとめていただきました。店舗の写真や、先代の遺品、商品やマスコミの掲載記事等も入れ記録としてとどめることができました。
Q 作ってみていかがでしたか
完成した本を手にしたとき、生まれた我が子を見守るような気持ちになり感無量でした。作成の期間はとても楽しく、充実した日々を過ごすことができました。
日々、本を謹呈させて頂いた方々の声や創業50 年のエールが多方面から届き、改めて有難いなぁと。未来への一歩を踏み出す機会として大切にしていきます。
Q 後日談がおありとか
日本のジーンズの祖、大石哲夫氏のご子息より丁重なお手紙を頂戴しました。中々お会い出来ずにいた方ですが、本がきっかけで30 数年ぶりにご自宅に伺いました。緊張と胸の高鳴りで額の汗を拭いながら…。お話をさせていただき、改めて先代との繋がりを強く感じ、記録を残すことの大切さを痛感しました。今度はご家族で妙高へご来訪をいただくことに。
本の刊行は記録だけに留まらずに過去から現在、そして未来へ。人と人とを結ぶご縁にもなると感じました。
一冊の本が事業承継につながります。
あなたも経営者の想い、一冊の本にまとめてみませんか。
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