止まらずに弛まずに

 
今日から「喜怒哀楽100号」のアンケートが返信されてきています。
本当に、心から本当に、訳もわからずこの情報誌「喜怒哀楽」を発刊した当初は、
これが100号に至るなどとは、夢想だにしませんでした。
 

▲隔月刊 あしかけ17年弱で100号に

 
毎回、毎回、次は何を載せよう、どんなキャンペーンをしよう、とその繰り返しだったように思います。
途中、様々な紆余曲折、ページ数・送付数の増減はあったものの、
こうやって100号という通過点に至りましたのも、読んでくださる、応援くださる方あってのこと、
改めて厚くお礼申し上げます。お祝い、ねぎらい、励ましのお言葉、誠にありがとうございます。
 
 
歩みをやめなければ、続けていれば、いつかは到達するというもう一つのイベントが
10月8日に行われた第36回新潟シティマラソン。小雨を希望していたにもかかわらず、
当日は25℃と結構な暑さ。考えてみると2010年に初めて佐渡朱鷺マラソン10㎞に出て以来、
大会には10㎞5回、20㎞4回、今年のフルでフルマラソンは4回目の出場に。
 

▲まだ、この時は無傷。ラン友新潟市長選候補者と

 
さて今回は…。残念ながら、結果は5時間切れずネットタイムで5時間6分。
去年、最初に飛ばし過ぎてハーフ前でもうヨレヨレになっていたことに学び、
絶対にマイのペースを守る、と心に誓い、友だちに「今年は飛ばさないよう、
ゆっくりと喋りながらいこう」と言ったものの、スタートして2㎞近くでその友達は、徐々に前の方へ。
 
「おーい、話が違うじゃないか、もう! 」。もう一人の9月中旬に退院したばかりの友だちもいたので、
そちらと途中まで、喋りながら走る。エイドは水、スポーツドリンク、フードとも全制覇。
ごっつぁんです。
スポンジも柄杓の水も、9000円のエントリー料金の元をとるべく、すべての恩恵を受けつつ走った。
 
28キロを過ぎた辺りでようやく、最初の友だちに追いつき「ねぇ、早いじゃん!」と言うと
「もう、失速した。先行って」とのことで、前に出る。辛くなったら聞こうと思っていた、
ウォークマンを耳に。これもずいぶん古い代物で、1時間と少ししか電池がもたなくなっていたので、
辛くなったいざという時に聞こうと思っていた。
 
そろそろ30㎞、よし!とスイッチを入れる。がしかし2曲目が終わり3曲目に入ったところで突然ブチッ。
もう終了。チーン。2曲かい! と突っ込みを入れたくなる。ほんとうに使えない。
そして、運命のその瞬間…30㎞を過ぎたあたりの少し傾斜している下りでまさかの大転倒。
派手に転んでしまった。なんだかスローモーションのように覚えている。
 

▲お見苦しですがー

 
肘をつき、手の平をつき、顎をつき、そして歯だ。「大丈夫ですか」と声をかけてくれた、
今、思えばイケメン君。でもその時はそれどころではなく、どうぞ私など構わずに先へ…あ~残念無念!
タイツの両膝は破れ手の平やアゴからも血が出て、痛いよりも、その格好で走っている方が恥ずかしい。
 

▲アゴの下…そして歯も…

 
でもいい、誰もおばさんなんか見ちゃいない。いけいけ、いってやる、と思いつつ、
途中、エイドの水で手を洗ったり足を洗ったり。若干ホラーな気もするけど、何とかゴールへ。
痛かったけど、終わってみると、やはり楽しかった! の想いしかないのが不思議。
 

▲フィニッシャータオルとお餅とジャンボおにぎりが待っている!

 
止めなければ、続けていれば、いつかはたどり着く。いろんな意味で学びになっているランニング。
とりあえず、あと3年くらいは続けようかな。スミマセン!
 
翌日、かすかに欠けた左の上の歯もきれいに治してもらい、あとは膝が早く治ることを祈るのみ。
昨日は、膝の具合の確認という意味で、海の道をゆっくりと4㎞ほど試走。やった、走れた!(^^)!
そして、あのウォークマン…ついに3小節くらい流れて、そこで止まった。もう!
 
今週も、止まらずに一週間駆け抜けよう。
 
きどあつこ