9月10日(土)は中秋の名月でしたね。夜、まん丸のお月様を見ることができました。
月は春夏秋冬ありますが、秋の美しさが際立っていることから「月」は秋の季語となっているそうです。
そして、十五夜の満月が終わっても、
16日目は、月が出てくるのをいざよう(ためらっている)ようだとして「十六夜」=「いざよい」。
17日目はさらに遅いため、まだかまだかと立って待つ「立待月」=「たちまちづき」。
18日目は、待ちくたびれて座ってしまうので「居待月」=「いまちづき」。
19日目は、もう床に入って待つから「寝待月」=「ねまちづき」。
20日目は、夜も更ける頃なので「更待月」=「ふけまちづき」。
昔は、電気もなくロウソクが登場するまでは、日が沈むと外はほぼ闇に包まれていたでしょうから、月の明るさがどれほど待ち遠しかったか、この風流な言葉から感じます。
今日は2日後なので、17日目の月、朝5時前の白山神社から見た「立待月」です。あれ、朝だからもう消える前の 「十六夜」の 月なのかも!??
季語から、昔の生活を垣間見ることもできますね。
きどあつこ