紙焼き写真の注意点

自分史や写真自分史にはたくさんのお写真を載せます。
句歌集にも、ご自身の撮った写真を表紙に使ったり、昔の思い出写真を本文にアルバムとして入れるなどのご希望があります。
写真と一言でいっても、今は紙焼きの写真もあればデータの写真もあります。

今回は紙焼き写真の注意点をお話しさせてください。

紙焼き写真は経年変化による脆弱化、退色、シミの発生、変形、ヒビ、乳剤面のはがれなど時間とともに劣化が進んでいってしまいます。

▲古い写真は折れやシミなどがありますが無理にきれいにしなくても味があっていいものです。

昔よくあった糊の台紙に貼ってあったり、長年額に入れていたりする場合、無理にとってしまうと、大事な印刷面が剥がれるなんてことも。

当社に送っていただくときは、無理にアルバムから剥がさずに、どの写真を載せたいかわかるように送ってください。
(付箋は印刷面には貼らないほうが良いです)

ご自身でスキャニングしたり、写真を写真に撮ってくださるお客様もいらっしゃいますが、再現性を重視される場合は、お手数ですが現物を送っていただく方がきれいに載せることができます。

紙焼き写真のニュアンスを決める微妙な階調をもらさず電子化するには、まだ家庭用スキャナでは限界があります。
また劣化した写真を当初の色味に再現するには、ある程度の画像編集加工の技術が必要になりますので、ぜひ当社の編集にお任せください。

▲鮮やかにすることもできますが当時の色をそのままに。

ちなみに、お写真の修正、例えば顔色をあかるく、よけいな映り込みを消したいなどもできますのでご相談ください。

うちは子どもの七五三の写真を撮ってもらったとき、子どもが興奮してよだれが垂れていたので消してもらったり、ちょうど歯の生え変わりで前歯が無かったので歯を足す修正をしてもらいました…なんでもできるんですねえ。