先日、新しく入ったスタッフに紙の目なり(紙の方向)について、レクチャーを。
紙の目なり(流れ目) ※は、本に加工する際に大変重要なもので、目なりが逆の本は開きにくいわ壊れやすいわで、出してはいけない代物です。
※目なり(流れ目) 紙は、抄紙機(紙を抄く機械)でパルプを一定方向に流しな がら製造されるため、進行方向に繊維が揃いやすく「紙の流れ目」ができます。
が、しかし20年におよぶ過去には様々な黒歴史もあり、目なり違いだけではなく、様々な不具合のある本が検品の際に見つけられ「不適合製品」として、この箱に眠っているのです。
実際に目なり違いの本を新スタッフに見せようとしたのですが、肝心の該当する本がなく、あるのは乱丁、落丁、印刷汚れ、校正ミス、製本ミス…等々、違う「不適合製品」。
でも、古いスタッフいわく「昔社長が『これは宝箱だ』って言っていた」とのこと。あ~なんといい話でしょう(笑)。
そう、私たちはこれを糧に、二度とこのような本を出さないよう、改善策を出し対策をして、よりよい本づくりをしてきました。
失敗は成功のもと。宝箱の中身を増やさないよう、でもチャレンジしていかなければなりませんね。
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きどあつこ
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