最近見つけた入力間違いは
「柿落し」
校正でも有名な(?)間違いです。
ぱっと見似ている「柿」と「杮」。
このブログを入力していてもぱっと見は同じように見えますが、つくりが違うのです。
「柿(かき)」のつくりは鍋冠に巾で総画数は9画。
「杮(こけら)」のつくりは縦棒1本で貫かれていて総画数は8画。
筆文字や明朝体だとわかりやすいのですが、ゴシック体だとわかりにくいかもしれませんね。
わたしが以前校正で見逃したものに
「若冲」があります。若冲とは有名な伊藤若冲のこと。
その「若冲」が「若沖」となっていたのです。
ひえぇぇぇぇ。
安心してください、本になる前にほかのスタッフが気が付いてくれました。
作者と入力者が違うときよくある間違いともいえます。
作者は入力をお願いするとき、わかりやすいよう大きく書く、ルビを振るなどし、入力者がミスしないよう心掛けると自分のためにもなります。
入力者が俳句や短歌に詳しい方であれば、俳句や短歌特有の単語、仮名遣いに気をつけてくれると思いますが、すべての入力者が詳しいとは限りません。
本づくりの一番最初の工程となる原稿づくり。
入力が不安だ、こういうところを校正でよく見て欲しいなど、心配事があったらぜひご相談ください。
おまけ
私の最近の読み間違い。息子とのLINEでのこと。
私 :家の鍵持ってる?まだ帰れないの。
息子:持ってますよ
私 :待ってるってどういうこと?
息子:漢字をよく読みましょう、鍵のことです「持」
お恥ずかしい…こんな簡単な漢字も読み間違えてしまいました…