ノンブル?

土曜日のこと。

英会話教室が終わるころ、先生がその場にいた複数人にプリント4枚を渡した。

バラバラで順番がわからないので、私が「ノンブルがないね」と言うと「ノンブル?」とみんなに聞き返されてしまった。

そうか、仕事上では当たりの前に使っていた「ノンブル」は一般用語ではなかったか、と思った次第。

ノンブル 【nombre】は本のページ番号であり、英語の「number」に当たる仏語から由来しているらしい。でも、スペイン語という説も。

縦組の場合は、見開きの左ページに奇数ノンブル、右ページに偶数ノンブルを入れるし、横組の場合は、左ページに偶数ノンブル、右ページに奇数ノンブルを入れることとなる。

通常はアラビア数字で本の下の部分(地)に置くが、小口寄り(本を開く方)であったり、真ん中であったり、たまーに見る本の背(綴じてある方)側の場合もある。

特に決まりはないが、譲れないルールはある。

それは、どのページも一定の位置に置かれること。勝手に位置を変えてはいけない。ノンブルは役割り上、数えることに意味があるので、ページごとに場所が違っては意味がない(若干おもしろいかも…と思わないでもないがえらいこっちゃ!!)

ということで、ノンブルの置かれている場所だけではなく、サイズやフォント、数字の左右の横線の有無など、ノンブルのトリビアルを見つけてみてください。

きどあつこ