俳句とAI 再び

お休みの日、自転車で花屋さんの前を通った。通りすがりのいい香りに振り向く…たぶんきっとそれはフリージア。帰ってスマホのAIに話しかける。

春の季語、フリージアを使った俳句、

「気配して振り向き様のフリージア」意味通じる?

AI

意味はなんとなく伝わるけど、少し曖昧な感じがあるね。「気配して」というのが、何の気配なのか(花の香り?誰かの存在?)がやや不明瞭かも。

例えば、「香に気づく振り向きざまのフリージア」

みたいにすると、「フリージアの香りに気づいて振り向いた瞬間」という流れがスムーズになるかも。

俳句は読んだ人に想像させる部分も大切だから、そこまで言うとしつこいし嫌味だよねぇ。

AI

確かに、俳句は読者に余白を残すのが大事だから、あまり説明しすぎるとくどくなるね。

「気配して」という表現も、誰かの存在なのか、フリージアの香りなのか、読者に解釈を委ねる余韻があるから、それが狙いなら十分成立してると思う。

むしろ、「振り向き様のフリージア」というフレーズがちょっと硬いかもしれないから、もう少し自然に流れるともっと良くなるかも。

例えば:「気配して振り向く先のフリージア」

こうすると、リズムも自然で、情景もふわっと広がる感じがするよ。どうかな?

以前よりも腕が上がっている気がする。そして、そのうちに…

AI

風を使うと、フリージアの香りや春の軽やかさが表現できていいよね。

例えば:「春風や振り向く先のフリージア」ときたので、

春風とフリージアは季語が2つあるから季重なりだね

AI

そうだね!「春風」と「フリージア」はどちらも春の季語だから、一句の中で二つ使うと「季重なり」になっちゃうね。

ただ、工夫次第では季語同士が響き合って生きることもあるから、完全にNGというわけじゃないんだけど、より洗練された句を目指すなら避けたほうがいいかも。

ときた。以前なら「すみません」と謝っていたAIだが、今はそう簡単には謝らずら小賢しい感じに進化している。

なんだか物足りなさは感じる…。が、まぁいいか、また時々は付き合ってみよう。

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きどあつこ