あたたかで、あつい

11月12日のスタッフFのブログの一節…

「取材の詳しいことはカリスマスタッフKのブログ、もしくは次の情報誌「喜怒哀楽」に載ることでしょう。」

を受け、カリスマならぬカリカリスルスタッフKが、過日の模様を述べさせていただきます

今回お邪魔したのは、今は魚沼市、かつては守門村(すもんむら)という地名だったところにお住まいのお客さま、これまたKさん

お母様が、何年にもわたって「大塚山荘だより」という通信に掲載していた昔の思い出話をまとめ、本にしてあげたい、という息子さんからのお申し出を受け、お手伝いさせていただいたのです

その孝行息子さんは、新潟市内の某有名ホテルのコックさん。ちょうど、実家に帰るというので、その息子さんの車にちゃっかり便乗して乗せてもらったいうわけです

着いてみて、あらびっくり! 目の前にあるのは須原スキー場。よく見えないかもしれませんが、上の方にはリフトがちゃんとある。えっ、スキー場にすんでるの? てことは、半端なく雪降るよねぇ


座敷に座るなり、まぁ食べてください、と出していただいた煮しめ。

おいしそう

Kさんの故郷は、かつては陸の孤島と言われた小千谷市・北山という大変不便なところ。

まさに、この本の表紙の風景であり、村の人はここに帰ってくると、胸の高まりから、思わず駆け出してしまうという場所

そして、左が完成した本で、右はまだ装丁校正の段階の仮の本。

本は完成しているのにもかかわらず、その本はもったいないからと、仮の本を「もう夢のようで、毎日本を抱きしめて寝ているんですよ、こうやって!」とKさん


なんと、かわいらしいのでしょう。そして、なんと、ありがたい仕事なのでしょう。

その証拠に、本がボロボロでした

帰りには、大根にネギに様々な芋類にと、たくさんのお土産までいただき、本当に豊かな時間を味わわせていただきました。この詳細は、来年の「喜怒哀楽」2月号でぜひ!

そして、これはどうしても触れずにはいられない話題がこれ!!!

そう、先日「人生はマラソンだ」の映画を見た際に、予告でやっていて、これ見る、絶対見る!!と思った映
画がこの「黄金のメロディ マッスル・ショールズ」だ


平日は日中だけで、唯一、夜やっているのが15日(土)、ということで、これは行かないわけにはいかないと、とにもかくに行った

約2時間弱。えっ、もう終わったの? というくらい、夢中で見た。すごい、何これ

エンドロールも、出演者、かかった曲、決して見逃さないと必死に目で追う。誰も席を立たない。ほぼおじさん中心の一人見だ(笑)。たぶんみんな同じように見ているんだ、必死で。

この映画、ザ・ローリング・ストーンズやボブ・ディランなど一流ミュージシャンをとりこにし、「このスタジオで録音すると魔法のように輝く音楽が生まれる」と言わしめるほど、数々の名盤を生み出した伝説的音楽スタジオの歴史を追ったドキュメンタリー

60~70年代のソウルミュージックの黄金期、その舞台裏を当時の関係者、ミュージシャンの貴重なインタビューとヴィンテージ映像から浮き彫りにしていく

アレサ・フランクリン、キース・リチャーズ、U2のボノなど、そうそうたるメンバーがその魅力を語るとともに、当時の音源がここに

最後にアリシアキーズが歌う、トリビュートソングもいい

帰り道、心はアレサ気分で、大股で弾むようにバスに乗った。

いやー、もう一回みたい! と思っていたら、DVDがでるらしい。即買いだ

いつものランニングコースも、もう葉も残りすくない。

でも、下から見あげると、もう蕾のようなものを確実につけている。

花の咲かないときでも、ちゃんと準備をしている自然。

人間より、その日暮らしの私より、自然の方がよっぽど偉大だ

でもね、映画で最後に、

「不完全でもそれが人間らしさだ、そういう不完全さが音楽には必要だと思う」と名プロジューサのリックが言っていた。

音楽の他のことでもそれが必要とあれば、大いに自信があるんだけどね


そんな言葉に背中を押されて、今週もふぁいてぃーん\(^o^)/

きどあつこ

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