天使にウィンク♪

 
金曜の夜は2件ハシゴ、土・日曜日は雨マークが出ていたので、
まずは降らないうちにと午前中に新潟島を一周する。
あ、厳密には一周手前の「田中屋本店」のみなと工房にてソフトクリーム休憩をしたので、
一周ではない。
 
そして、ついでに買ったくず桜と新商品「晩柑大福」。
これが思った以上においしくてなかなかのヒット!
晩柑は和製グレープフルーツとも言われているらしく、白あんに晩柑の果肉?皮?も練り込んであり、
爽やかな口当たりで買って大正解!
 
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そんな午後や夜や日曜の午後や夜や…何をしていたかというと、1に校正2に校正、
3、4の時間以外の5もひたすら校正で、久しぶりにあまり動かずに座っているというお休みを過ごした。
 
なんの校正かというと、これは96歳で亡くなった義祖父の手書きの日記風の自分史を、
改めて本にしようと取り掛かっている、その本の校正。
 
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まず、字の判別やら、奥さんの名前の表記がところどころ違っていたり、
同じ字でも旧字だったり現在の標記だったり…。
やってもやっても終わらない。日曜日は、父の日ということもあり、
急遽、夜に親戚一同来れる人は集まれ!ということで、
飲み会を設定したものだから、夜の時間はあまり期待できない。
 
それまでには、おおかた終わらせなければ! と夕方走る約束も反故にし、座り続けた。
時々、舟を漕いでいた気がするが。
 
自分史も後半になれば、少しは自分も知っていることもでてきて、スピードアップするだろう、
という甘い予測は見事に打ち砕かれる。
 
知っているが故に、間違っているところがわかってしまうという罠。
「えっ、おじいちゃんにフグをご馳走したのは〇〇夫婦じゃなくてウチだから」
「入院したのはその病院じゃなくて〇〇病院」
「姪っ子のことは“本当に可愛い顔をした女の子が生れた”とあるのに、愚娘の時はその表記がなく、
“何でも口に入れる”」とあり、小さなことが気にかかったりする。
 
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それでも、戦時中のことなど、本当に大変だったろうことを、淡々と記録として書いてあったり、
晩年、体調の悪い中でも経理の仕事をひたすらに遂行したことが記してあったり、
孫の縁談に気を揉んだり、曾孫の成長を暖かく見守る視線があったりと、
一緒に住んでいたときにこんな気持ちだったんだ、
こんなに愚娘のことを観察してくれていたんだ…とか、新たにわかることが続々出てきて、
あーこういう人たちの血が、子子孫孫受け継がれていくのだなー、などと思った。
 
そして今朝、仏壇にお茶をあげる際、おんもおじいちゃんの写真と目が合い、
なんだか笑ってウィンクをしてしまった。
もうちょっと待っててね、みんなのことを思ってくれていたおんもの記録、
いい本にして子どもたちにも、読んでもらうからね。
 
改めて、本にすること、残すこと、の意義を感じたお休みだった。
さぁ、これはホントの想いです。
ぜひ、本を作りましょう。形として残しましょう。
 
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いつかそれを読んだとき、自分の中にあるものと、
受け継がれてきたものの共鳴…なのか反発なのか、
それは何かはわからないけど、命の不思議、つながる何かをきっと、感じるはずです。
 
今日は午後から、スタッフ全員で次年度の経営計画を考える時間がある。
失敗したっていい、失敗したらまたやり直せばいいんだから。
振らぬバットにヒットなし!  さぁ、今週もふぁいてぃーん\(^o^)/
 
きどあつこ