先週から週末にかけて、お客さまにお会いする前に、
一度見てみたかったところがあり、6 時台の新幹線に乗る。
その名は「ミズノ・プリンティング・ミュージアム」。
日比谷線の八丁堀から徒歩5分、ミズノプリテック株式会社の6階にある。
ミズノプリテック株式会社の会長である水野雅生さんは、印刷の勉強のため留学した
ミュンヘン工芸大学で、世界最古の現存する印刷物が日本の「百萬塔陀羅尼経」だと知った衝撃から
端を発し、グーテンベルク博物館でその「百萬塔陀羅尼経」の現物と対面したことで
さらに拍車がかかり、印刷の歴史を追い求め、歴史的印刷物の収集がライフワークになった方。
▲「百萬塔陀羅尼経」 こんな貴重なものがすぐ間近で見られるとは!!
▲これは4~7世紀のパピルスの原葉
喜寿になられた現在も、会社の会長職のほか、様々な公職について、
印刷業界にとどまらず、世のため、人のために東奔西走していらっしゃる。
当日は、総務の村山さまが懇切丁寧にご説明くださり、連綿と続く印刷の歴史、
それに付随する様々なもの、人のぬくもりを感じた時間だった。
▲クーテンベルク「42行ラテン語聖書」(原葉)
木口木版から、世界三大美書、多種多様な印刷機などが惜しげもなく展示され、
研究者の方もよく訪れるとか。
百聞は一見にしかず! ぜひスタッフ一同で再訪したいものです!
▲NHK朝の連ドラ「花子とアン」の撮影に貸し出した印刷機
▲こちらはその「花子とアン」の花子が勤めていた
銀座 教文館社内
近くには、「江戸ほうき展示館」「足袋の博物館」「楊枝資料館」「ゆかた博物館」
「Daiichi Sankyo くすりミュージアム」…等々、興味深いものが多々。
ぜひ、機会をつくって足を運んでみてください。
今週は雨マークの多い毎日ですが、これらの歴史の上に今の技術があることを
どこかで感じつつ、仕事をしたいものです!
今週もふぁいてぃーん\(^o^)/
きどあつこ