今回ご紹介するのは、本の函(はこ)。
本を入れるケースのことです。
古典文学全集などで函が採用されているイメージが
ありますが、みなさんはいかがですか?
句集や歌集においても、こんなふうに、
函を装丁の一部として使うことが出来ます。
「はこ」に入っているものって、なんだか格別な感じがしますよね。
函には機械函と貼り函の2種類があり、
厚紙をホチキスで留めてつくる比較的簡易なものが機械函、
厚紙のうえに、紙を化粧貼りしてつくるものが貼り函です。
こちらの函は、なんと背の部分もオープンになっています。
左右が開いているめずらしいケースです。
**おまけ**
函に入った本の正しい出し方をご紹介します。
両手で函を持って、逆さまにし(本の背を下にし)、
振ります。そうすると、するっと出てきます。
まだやったことがない!という方、ぜひ試してみてください。
すがまりこ