晴れやかなスタートの月曜日、日に日に秋も終息方向に向かっていることを感じます。
去る11月5日(土)、お付き合いもあって「新潟日報文学賞30回を記念 選者と語る集い」に
参加しました。
最初は本年度の小説部門、詩部門の最優秀賞者の表彰式、
その後は現在、新潟日報の小説部門と詩部門の選者お二人の講演会、質疑応答と続きました。
小説部門の宮原昭夫さんからは、『コンビニ人間』で先の芥川賞を受賞した
村田沙耶香さんのおかげで、小説を志す人の平均年齢が下がっていること、
小説はストーリーが魅力的だから、登場人物が魅力的に思えるわけではなく、
登場人物が魅力的だから、ストーリーが魅力的になる、等のお話がありました。
ストーリーを会社に置き換えると、やはりそこで働く一人ひとりの人間としての厚みであったり
深みであったりスキルであったりというポテンシャルや、魅力が
会社を成り立たせているのだと改めて感じた次第。がんばらなくっちゃ!
また、詩部門の八木忠栄さんからは、作品がレトリック(修辞法)が勝って「地べた」感が
なくなっていくことに、危機感を感じるというお話があり、
故郷はぬぐい切れないやっかいで生涯あの世までもっていくもの、という
雪の新潟に住むことを拒絶したご自身の、故郷に対する愛憎半ばする思いをお話されていました。
また、会場では今回詩部門で佳作を受賞された、以前当社で詩集をつくられたお客様にもお会いでき、
喜びの再会でした!
講評のほか読者文芸欄投稿のアドバイス、普段投稿されているであろう参加者と選者の質疑応答もあり、
活字に携わる仕事をしている身として、なるほど! と思うことのある会でした。
翌6日(日)は、友だちと、以前からこの紅葉の時期に乗ってみたかった米坂線に乗り、
終点の米坂までは行かず、山形県小国まで往復のぶらり旅。
行きはビール?、帰りはワインとおしゃべりであっという間の約半日。
▲行きはボックス席がとれずちょっと気がひけつつ…(;´∀`)
▲帰りはバッチリ! 「世界の車窓からフランス編」
小国では、ちょうど大感謝祭もやっていて、下り電車が来るまでの1時間半を
秋の味覚いっぱいの屋台、「桜川」という日本酒の試飲等、秋の名残りを堪能しました。
廃線になったりしないか少し心配ですが、米坂線のミニトリップ、時間がない方におすすめです!
お天気だと気分もいい! 今週もふぁいてぃーん!(^^)!
きどあつこ