昔の組版を思い出して

昔むかし、印刷業界にDTPがやってくる前、だいたい今から30年位前でしょうか?

※Wikipediaより/DTP(Desktop publishing、デスクトップパブリッシング)とは、日本語で卓上出版を意味し、書籍、新聞などの編集に際して行う割り付けなどの作業をパーソナルコンピュータ上で行い、プリンターで出力を行うこと。

デザイン・組版はほとんど手作業で、レイアウトパッドに鉛筆で、ここは文字がこのくらいの大きさで入って、ここは写真が入って、こっちにはイラストが入ると設計図のようなものを書いて、文字は写植担当者に指示し、写真のポジはトレスコープで写し輪郭などを鉛筆で描き、カットは自分で描いたりもしたものです。

組版は級数表をもとに計算して、文字スペースを描いたものです。

最近、インデザイン組版を始めてみて思ったことは、キチンとした組版を求めるには昔ながらの計算が大事だな〜と思いました。

結局、パソコンは道具で、やることは意外と同じ!!!

ただ写植の仕事も製版の仕事もひとりでやったりするようになったようです。

昔は良かったな〜 たくさんの人が関わってのんびりしていたように思います。

でもタイムマシンで昔に戻ったら、焦れったくてやってられないのではないでしょうかね〜

かみむらまちこ

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▲笹川流れ夕日会館前の秋の海