今日もうっすら肌寒い新潟で、当社でも寒暖差のせいか風邪気味の人もちらほらと。
昨日は何かとお世話になっている方、お二人の写真展や即売会に足を運んできました。
①髙橋ノリユキ写真展『mother』
会場 日和山五合目 http://www.hiyoriyama5.com/hiyoriyama5.html
母なる太陽を中心とした印象深い景色の数々が、ロールスクリーンに転写した
タペストリーとして、飾られています。
▲ノリユキさんもご寄稿くださった当社刊行の
みんなのエッセイ「わたしの母」もさりげなく❤
会場である、日和山は、かつて多くの北前船が訪れた新潟湊の名所として賑わった場所。
まちの変化と共に荒廃し忘れられていくなか、有志により手作りの地図や案内板を使ったまちあるき等が
開催され、新潟市も協力・参加し、官民による整備が行われました。
そして生まれ変わったのがこの「日和山五合目」。
一度行ってみたかったのですが、下町は迷路のようで方向音痴の私には無理!
と思っていたのですが、ナビに住所を入れ、難なく到着。
金、土、日曜日だけのオープンですが、入れ代わり立ち代わり多くの方が訪れ、
本を読んだり、外のカフェでまったりしたりと各々特別な時間を楽しんでいました。
▲コーヒーは東京世田谷の堀口珈琲を使用。実に美味でした!
ぜひ、この機会に足を運んでみてください。
髙橋ノリユキ写真展『mother』2017年6月中の金、土、日曜日 11:00~16:00
▲後光射す 髙橋ノリユキさん(笑)
そしてもう一つは…
②三歳の百句『またひかる』 恩田円花
「新潟コミティア」 朱鷺メッセ2階 スノーホール
これは俳人 中原道夫先生の句会でご一緒の恩田富太さんのお子さん、
恩田円花(まどか)ちゃんの句集『またひかる』。
▲制作はお父さん、お母さんによる
3歳の時に詠んだ俳句から厳選した、すべてひらがなの100句は、
きらきらと言葉がはじけて、思わず一句一句音読してしまいました!
句集のタイトル『またひかる』は、
かみなりがにじになるときまたひかる
という、円花ちゃんが雷光透ける湯船で出し抜けに発した十七音からとったといいます。
以来、円花ちゃんの句作は止まらず、聞き取りの句が「まどか俳句」と名付けた
文書ファイルに蓄積されていったとか。
▲1冊300円の句集を自分で売る円花ちゃん
▲元博報堂アートディレクターでもある中原先生のアドバイスもあり
本文の紙は違う色で印刷し、小口がきれいな虹色に
選びきれないのですが、ここに好きな句を12句…
あったかいおみずをたべたここのくに
はるのよるじっとまってるせみのこえ
おばあちゃんとしをとってもまだゆれる
おぱんつはいちご
さくらんぼたねがでてきたかんがえる
しらたまのみんなころがるエネルギー
おとうさんのおまたはどんぐりみたい
やきししゃもいいよねぇ
あしあとをふんだらなにかでてくるね
かみあらうごきょうりょくおねがいします
ちょろんとしてぎっとしてちょろぎかな
はるのかわなにかごようじあったよねぇ
いいよねぇ、やきししゃもも、自由なことばと心の在りようも。
そして、新潟もいいよねぇ。自然も人も食べ物も。
そこに表現者がいる限りー。
当社としても、何らかの形でサポートしていきたいと思うのでした。
さて、今週もいい一週間にしていくぞ! ふぁいてぃーん!(^^)!
きどあつこ