書くことでわかる

 
暑い暑い週末、どう乗り切られました。
そして今日も暑いですね!
 
スタッフSに言ったら「ええーっ! 」と言われそうですが、
土日とも、少々(いやもう少し?) 痛い左膝を抱えつつ、朝6時半から
8キロ、15キロと走ってきました。
 

 
がしかし、6時半でももうNG。太陽は既に高く上がり、後半はジリジリと。
さて、来週のスタートは5時半に? と思っているところです。
 
そして、7月8日土曜日には、鳥屋野のS.H.S内にあるEISHINDO BOOKSでの
批評家・随筆家、若松英輔さんのトークショーに行ってまいりました!
 

 
これは、氏の初めての詩集「見えない涙」刊行を記念してのイベント。
読むことと書くことに関するおもい等々、少人数での掛け合いを含めた濃密な時間でした。
 

▲私、手前右の椅子に着席!  左下、茶色い足が若松さんの席が座った椅子。

 
・おもう、と一口に言っても、おもうは一つではないこと。
思う、想う、念う、惟う、憶う、恋う、忖う、顧う。
それぞれ意味が違う。
 
・考えていることを書くのではなく、書くことで初めて自分の考えていることがわかる。
 
・思っていることを書くこと、つまりそれは夏休みの宿題。それをやめてみる。
 
・頭から発した言葉は頭にしか届かない 納得させることはあっても心を動かすことはできない。
自分の言葉によって自分が目覚めていくこと、それが書かなければいけない意味。
その時に必要なただ一つのことは、切実であること。
 
・頭がいい=思考力が優れているだけ それ自体は何ら非難されるべきことではない。
でもそれは、プールで早く泳げるということ。
でも生きることは、プールで早く泳ぐことでなく、海の中で一人泳ぎ切ることを求められる。
 
・知性、理性、感情 学校では知性と理性を育てる、職場では理性。
感情はひっそりしていて前に出すことを現代はすごく恐れる。
人には3つがともにある。自分らしいバランスを。
 
…等々、ここでは紹介しきれない、録音しておきたい言葉の数々がありました。
 
書くときに、うまく書こうということ自体、もうその人の中には誰かお手本となる人の
文章があるということ。
 
今、つい安請け合いしたのですが、8月15日締切の原稿があり、
今までのものを見ると皆さんがあまりに高尚なものを書いているため、
受けたことを非常に後悔しておりました。
 
そんなときに、このようなお話。天啓( ;∀;)。
誰かの言葉を大事にするのではなく、自分の中から出てくる言葉を大事にしようと思いまーす。
 
ボヤボヤしてたら、もう1時半を回っている!!
巻きを入れないと。今週もふぁいてぃーん٩( ”ω” )و
 
きどあつこ