蒸し暑い月曜日、いかがお過ごしですか。
この土日、富士山の展望台と言われる、三つ峠山に登ってきました。
「ここからの富士の眺めは最高ですよ!」と、山梨のお客さまよりお声がかかり、
今年は1回、それもハイキング程度しか行っていないにもかかわらず、
やっぱり山は楽しいものだから、ほいほいと二つ返事で!
ただ、その日行ってそのまま午後から登るため、いつも登山の恰好で一人新幹線に乗り、
お江戸の雑踏の中をかき分け進むわけです。
三つ峠駅で待ち合わせて、そこからは登り口まで普通の道路をてくてくと。
なかなかの急勾配や岩場も続きますが、道々では高山植物がお出迎え。
便利なスマホというものがあるため、きっとこの植物だろうというものも、すぐに調べられる。
なんと便利な世の中!
▲優しいフウロソウがお出迎え
山は何があるかわからないため、晴れの天気でも、しっかりと雨具に
ダウンジャケットにと、用意しなければいけない。
だから、荷物も重くなってしまうわけだけど、それにしても、楽しい。
だた歩くだけなのに、それも重い荷物をしょって坂を上るのに楽しい。気分がいい。
途中、何人かの団体の人たちも休憩しガイドさんが植物の解説をしている。
「ミズナラとコナラの見分け方ですが…臭いほう、これがオナラです」。
「アカマツはマツタケがなる木ですが、なぜマツタケというか。八百屋で買う際に“まっ、たけー”
と言ったから」等、ついそのまま長い休憩をとってしまいたくなる。
この山は修験道の霊山として知られた信仰の山であるため、途中、信仰にまつわる多くの史跡も
ところどころに残されている。
▲石仏座像群が祭られている八十八大師
夕方に山小屋に着き、荷物を置いて頂上へ。
1785mかぁ、さて、ここからは富士山と南アルプスを一望にできるヾ(≧▽≦)ノ
…はい、ガスってて全く見えず。ということで
▲拝啓 真っ白な背景 殿 の一枚
頂上から山小屋に戻る際に、頂上には誰もいなかったはずなのに
女子一人を含む3人の人たちが後ろから迫ってくる。え? え? なんで? と、そのロープを
肩にかけた人たちを〇〇電力の人と見たお客さんは「お仕事お疲れ様です」と声をかける。
でも、その正体は、そう!! 〇〇電力の方ではなく、ロッククライマー。
このような壁を登ってショートカットして、頂上に来た人たちだったのです。
途中のカップルは、男子のリュックと自分のリュック2つ分を背負ってガシガシと登る
女子もいたりで、恐るべし女子パワーを見た感。
そして、山小屋では同郷新潟のご夫婦と話も弾み、翌日の快晴を夢見て眠る。
写真には写らない独立峰、富士山のフレアスカートのような美しい長~い裾野。
やはり唯一無二だと思う。
たまたま地球の中のアジアの中の日本の新潟に住んでいるだけのことだけど、
それは、どこの国の誰もが同じこと。みんな懸命に明日に希望をつないで日々を生きている。
どの人も、どの植物も。
国や宗教の違いなく、互いを尊重し合う世の中、ただそれだけでいいのに、と
この二つとない、不二、富士の山を見ると思ったりする。
おっと、もうこんな時間だ。間違いなく、身体痛すぎ!
当社もお互いを尊重し、お客さまを尊重し、そんな会社でいたいです。
今週もふぁいてぃーん!(^^)!
きどあつこ
▲マツムシソウ