阿部久美子様 (東京都・港区)

 

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▲半蔵門と青山にあるIMTメンタルオフィスの代表 阿部久美子さま

もう10年も前に『一番綺麗な青空』、『君に届けたくて』を出版した、現在は2つのオフィスの代表であり、メンタルトレーナーとして活躍されている阿部久美子さまにお話をお聞きしました。

Q 本を出版したきっかけは?
あるスポーツ選手にプレゼントしようと思ったことがきっかけです。ありふれたプレゼントではなく、物語性のある詩に書きあげプレゼントしました。
1冊作ると意欲が沸き、本が2冊できてしまいました。
喜怒哀楽書房さんには丁寧に綺麗な本を作っていただき、時を越えて改めて感謝の心でいっぱいです。ありがとうございました。

Q なぜメンタルトレーナーに?
この世界に入ったのは、ある経営者の方にスカウトされたことがきっかけです。
初期のクライエントは経営者の方とスポーツ選手でしたが、その後、スポーツ選手がさらに多くなり、音楽関係者、技術専門職、外科医の先生など、担当するクライエントは多岐にわたるようになりました。そして今も多くの経営者、役員の方を担当させていただいています。

Q どのようなメニューを行っていくのですか?
メンタルトレーニングの技術、脳科学、心理学の技術を使っていきます。
米国、カナダ、日本の技術、オリジナルの独自の技術です。
質の高いメンタルトレーニングができる者は日本でも数人です。特にイップスの治療ができる者は世界レベルでごく僅かです。

Q イップスとは?
イップスとは、精神的な原因等によりスポーツの動作に支障をきたし、思い通りのプレーができなくなる運動障害のことです。メンタルの世界は多くの勉強をしたからこの仕事に就けるとは限りません。
メンタルの専門家になるには資質が重要です。人との出会いも大切だと思います。
私は人との出会いからこの道に導かれ、情熱を持ってたゆまぬ努力を続けることができました。この仕事をするために生まれてきたと信じ抜くことができるのも、プラスの思い込みが原動力になっているかもしれません。

Q 資質ですか?
人の気持ちは言葉で伝えられますが、言葉以外の非言語のコミュニケーションからも心を観る力や、なぜか「安心する」「気づいたらたくさん話していた」と様々なことを感じ取るものです。
メンタルの世界は、資格の高さや役職では計れないお互いの心と心が感じる世界です。

Q ご自身は疲れませんか?
時々疲れることもありますが、好きな仕事ですし、この道で生きていくことに使命を感じています。言葉が相手の心に届くことを願いながら、でも押し付けにならないように心がけています。時間が空いたときは心の勉強も兼ねてよく映画を観ます。
別世界に身を置くことができますし、表情や言葉から主人公の心の流れを観ていきます。
また、言葉にならない想いも感じることができるので、映画は大好きです。

Q お疲れ気味の現代人にアドバイスを!
何か困ったことが起きないと、人はなかなか自分の心に気づかず、心を見つめることができません。困った症状が出たり、不測の事態が起きたりということは、その人にとってはよくないことだと思うかもしれません。でも俯瞰的に見ると、だからこそより自分の心に気づけたり、周りの人に感謝することができたりといったプラスの方向に人生が動いていくことが多いのです。
心は見えないものだからこそ、自分の心の状態を把握して気づいて、感じることはとても大切です。一日に一回、自分の心と向き合う時間を作れるといいですね。
そして、改めて木戸様には心から感謝しています。木戸様との出会いから私は運が上昇したと思います。これからも、たくさんの方が木戸様とのご縁で幸せになっていかれることを心からお祈り申し上げます。

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『君に届けたくて』より
「ありがとう」
ありがとう
その一言が言いたくて
ずっと生きてきた
今まで素直に言えなかったから
ありがとう
僕は今
心から感謝して言える
ありがとう
君に逢えて嬉しかったよ

 

 

★その経営者の方は実に見る目がある。上品で、容姿同様に声も実にチャーミング。かろやかに歌うように話す阿部さまと、また会いたくなってしまう。その天性のものを持ってして、毎日何時間も人の話を聞き、月に100人以上、今までに2万人弱の方と相対してきた実績と。それらが結実して、現在はJOC(日本オリンピック委員会)の公式メンタルトレーナーとしても腕をふるう。5年後の東京オリンピックで活躍する日本選手を下支えする、このような素敵な存在に、ぜひ今後ご括目を!           (木戸敦子)