先日、当社でお手伝いした 『句集 一対』。
黒い表紙をめくると、深紅の表紙。
扉は薄いグレーと見返しは濃いグレー。
著者は岡山在住の小西瞬夏様。
情報誌「喜怒哀楽」の取材で訪れた岡山市の学生中心の「もも句会」に
オブザーバー兼協力者として参加されていた。
少し遅れて会場にお見えになり「おきれいな方」という印象を残し、ご用があって途中退席された。
その後当社に見本依頼があり、今回、出版の運びへと。ご縁はどこでどうつながっていくかわからない。
収録された句の数々は、どれもヒリヒリとするような感性がほとばしる。
第一節ののっけから
いちまいは蝶いちまいは光かな
淫らとは春の水をごくごく飲む
春寒のあの黒猫を抱きなさい
波波波蝶舌幻春吐息
わたしくの忌は春雷の夜である
春大根真白きことは迂闊なり
と、ぐいぐいとくる。
2018年2月に他界した金子兜太氏の「海程」に所属。先日は、その「海程」の後継誌として
創刊された「海原」の第一回「海原賞」も受賞された。
そんな小西さんの『句集 一対』はAmazonでも購入できます。
ぜひ、ご一読あれ!!
10月13日の新潟シティマラソンは中止になったものの、その日は残念ランと称して新潟島一周。
海もまだ大荒れでしたが、一週間後の昨日は澄んだ秋の空と海。
文化・文明が発達しようとも、私たちは自然とともにあるのだと、改めて思うのでした。
ラグビー日本代表、ベスト4は阻まれましたが素晴らしい魂を見せてもらいました。
楽しい一ヵ月をありがとう!!
きどあつこ