秋の季語の周辺

 
新潟はほぼ稲刈りも終わり、秋も一日ごとに深まっています。
秋のお天気のもと、ものみなきらきらと、そしてどこかほの白く。
金秋、白秋という季語があるのも頷けます。
 
穭田(ひつじだ)は、刈り取った後の稲の切り株一面に、
青々とした稲がふたたび生え出た田のこと。穭田は晩秋の季語。
今年も第4コーナーに差し掛かるかと思うと、なんだか焦ります。
 

 
そして、はかなげでいながら毎年力強く咲き誇るコスモス、
和名は秋桜。
桃源郷があるとしたら、こんな秋桜の中なのかなぁ…と思う程。
 

 
そして、「赤まんま」こと犬蓼(イヌタデ)に露草に
「ネコジャラシ」こと狗尾草(エノコログサ)。
秋の風を受け、受け流し、さやさや、そよそよと。
 

 
こんなふうでありたいなぁ。
でも、なかなかこうあれないんだなぁ。
by あつを
 
きどあつこ