現在「蔵の物語り」という本を「てのひらシリーズ」の
サイズでお手伝いしています。
作者の渡邊麻美さんは、絵本カフェ(現在休業中、来春
『絵本蔵 松涛』としてリニューアルオープン予定)を営む方。
最初にお会いしたのは、まだ暑い夏の7月31日のこと。
柏崎からバスに乗って来られ、新潟駅前の
ファミレスでお会いしました。
お母様のご実家である歴史あるお屋敷、大きな松、
そしてその前で写るご一家の写真を拝見しました。
そのお屋敷を解体することになり、所縁ある先人へ、そして
多くの樹木への鎮魂の意を込めて、この一書を捧げたそうです。
唯一残した「蔵」の独白という形をとって、物語りを紡いでいます。
そこに花を添えるのは、イラストレーターのを栗原じゅん子さん。
ホッと和むタッチの数々が散りばめられています。
完成までもう一息。楽しみです!!
きどあつこ