本を舐める!?【専門用語】

それぞれの業界でテクニカルターム、そう専門用語があると思います。


銀行に入ったとき、新入行員研修で「札勘(さつかん)ってなんやねん!?」と思いつつ、模擬紙幣を広げ縦勘(縦読み)横勘(横読み)を練習しました。

出版・製本業界でもいろいろあるとは思いますが、当社に入ったスタッフが「??」と思ったものの一つに、「ゲラ」があると言います。

「ゲラップ ゲラップ ゲラップ ゲラップ バーニンハー♬」ではもちろんなく、ゲラとは 印刷物の校正刷り(試し刷り)のことで「ゲラ刷り」と呼ばれることもあります。


ゲラは原稿の組版をして実際の本のレイアウト上に文章を落とし込んだもの、ということになります。

もう一つは「舐める」。
「そこ舐めといて」などと、印刷物を前に言われたらどうします?


そう、製本の化粧断ち(側面をキレイに仕上げる断裁のこと)をする際に、断裁のズレを微調整するため1~数mm舐めるように少しだけ断裁することを言います。

決して、印刷物をペロリと舐めないでくださいね。

福島潟の菜の花畑、リアルで初めて見ました!!

きどあつこ