「つらら」からの~

この週末も、凍てついていましたね~。そして今朝の渋滞ときたら、もう。

わかってはいることで、早く出たにもかかわらず、今日は完全に動きが止まりました。気を取り直して、3倍速で仕事しております。

昨日見た冬の季語でもある氷柱(つらら)。すっごぉ~い。


  誰そ彼をいちはやく知る氷柱かな 中原道夫

今日夜の句会でお会いしますが、その師の俳句。その中の「誰そ彼」。黄昏時などと言いますが、もともとの標記は「誰そ彼」。

日が暮れて薄暗くなり相手の顔の判別がしづらく「あなたは誰ですか?」と問いかける時間帯、ということで「たそがれ」になったもの。「黄昏」は当て字のようです。

それであれば、その反対の明け方は? ということで、ありましたありました。

そう、同様に明け方は「かわたれ時」というそうです。

彼は誰ぞ(かわたれぞ)→かわたれ→かわたれ時

こちらも人の顔の区別がつきにくい時という意味で、漢字では「彼は誰時」と書くようです。いずれにしても、趣のある美しい言葉ですね。

世の中知らないことばかり!!

きどあつこ