当時の表現をそのままに

亡くなられた家族の作品をまとめたい
以前に書いたものをまとめたい
戦争や歴史にまつわる本を出版したい

そんなときに気を付けるのが、現在では適さないと言われる言葉の表現です。

むかしは普通に使っていた言葉でも、現在では差別用語や禁止用語などとみなされ、人によっては不快と思われるのです。
ですが、以前書かれたものは書き直すと意味合いがかわってしまったり、その部分を削除することが妥当ではない場合もあるでしょう。

亡くなられた方の本をご家族がまとめる場合も、勝手に削除するというのは悩みます。
戦争や歴史にまつわる本に関しても同様です。

本を手にするとたまに見受けられるのが「注釈」です。
例文として…

※本書中、現在では差別的で不適切と思われる語彙・表記がありますが、作品が書かれた時代背景、また、著者が故人であることを考慮し、原文のままといたしました。

※本文中の表現は執筆年代・執筆された状況を考慮し、当時のまま掲載しています。

注釈を入れることにより、読者側にも誤解を与えないで済みます
ご参考になさってください。