ステキだなぁ~。

過日のお休み、あるものを見るために東京へ。
雪の新潟をあとにし、トンネルを抜けると「あり得ない、もう!!」と世の不条理を感じる快晴。


まずは1885年創業、138年の歴史を持つ銀座の書店「教文館」さんへ。一番上の階、9階の「子どもの本のみせナルニア国」から見ていく。

エレベータを下りたところにある、「ナルニア国憲章」これが実にいい。

「ナルニア国は だれもが楽しみくつろげる空間です
なぜなら すぐれた子どもの本は 読む人に 喜びとやすらぎをもたらしてくれるからです。

ナルニア国は 何度も訪れたくなる空間です
なぜなら ここにはくりかえし読みたくなるような生命と力にあふれた本が 出会いを待っているからです。

ナルニア国は 穏やかで満ちたりた空間です
なぜなら ここには豊かで美しい世界に誘ってくれる本が たくさん揃っているからです。

ナルニア国は こころが自由になれる空間です
なぜなら ここにある本は私たちのこころを解き放ち どこへでも飛んでゆける 想像力の翼を与えてくれるからです。

ナルニア国は 時間も国境も越えられる空間です
なぜなら ここに選ばれた本は 世界中の 小さな人たちから 年を重ねた人たちまでをひきつけ 世代を超えて長く読みつがれていくからです。」

入ると懐かしい絵本の数々。“わぁ~”と心の声がもれてしまう。
クリスマスの子どもや孫へのプレゼントだろうか、大人が多い。
次の予定の時間がなければ、ずっといられる空間だ。

石井桃子さんが、100歳のときにナルニア国に寄せた言葉も額に入れてある。

「本は一生の友だち
本は友だち。一生の友だち。
子ども時代に友だちになる本、
そして大人になって友だちになる本。
本の友だちは一生その人と共にある。
こうして生涯話しあえる本と
出あえた人は、仕あわせである。」

良書との出会いは、生涯の友を得たことになるのかぁ。
本のプレゼントって、何よりなんだな、と改めて思う。

階下にはクリスマスマーケットもやっていて、その愛らしさといったら!!
普段はもとより、ここは特にクリスマス時期には来るべきところと納得。

3階のキリスト教書で当社がお手伝いした本『静かな祈りのときのために』が売られている現場へ。水色の本がそれです!!
「これ、良書ですよ」 と勧めたかったが、その時はあまり人がおらず、残念。

短い時間だったが「本」の良さを改めて感じた有意義な時間だった。

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きどあつこ