上の図は本の各名称をわかりやすく表しています。
ノンブル:ページの両サイドや真ん中に記載されているページ数を示す数字のこと。
天・地:本を立てたときの一番上の部分を「天」、一番下の部分を「地」といいます。
小口:本来は天、地と合わせた三方の端を指しますが、「背」の反対側を指すことが多いようです。
ノド:本を綴じてある部分を指します。
版面:本文組が入るスペース。
入社して初めて「ノンブル」という単語を知りましたが、はじめて「ノンブルが…」と使ったときはなんだかカッコよく感じました。
編集室では「ノド」ギリギリに文字があったり、写真があると「ノドがくわれそう」と声があがります。こわい。
そして、実際ノドがくわれた本が完成したとしたら、もっとこわい。
ページ全体に写真を配置する場合、ノドいっぱいに印刷されていると、糊が入らなく製本ができません(できたとしても強度の問題や、紙が剥がれます)。
見開きで写真が入ると、なお大変!!つながりがずれると大変なのです。柄物の縫製(柄合わせ)と同じです。
こんなところにも制作チームの神経が注がれているのです。
本づくりの専門用語は日常で使わない単語だと思いますが、覚えておいて損は無し!
こちらの、本づくりの「基礎知識」もご覧になってみてくださいね☆
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