句歌集の制作が多い当社ですが、写真集や絵本などは「レイフラット製本」という製本形式を採用することがあります。
卒業アルバムなどに使われている製本形式です。
レイフラット製本(合紙製本)とは・・・
ページが平らに開きます(180度)。
平らに開くため見開き中央部が見切れません。
作品を大きく見開きでレイアウトしても、全体をしっかり見せることができます。
また、耐久性が高いのも特徴です。
2枚の用紙を貼り合わせて作るため、破れにくく丈夫です。
グループ会社の入船製本工房の「製本豆知識」にメリット・デメリットがまとめてありますので「レイフラット製本」について抜粋します。
メリット
平らに開く、見開きが活かせてズレない、強度もありページ抜けがおきない、少ないページでも束幅を確保しやすい
デメリット
貼り合わせるので薄紙は適さない、時間がかかる、頁数の多い本には向かない、頁数のわりに本が重くなる
重要なのは、少ないページでも可能ということ!
通常の上製本で作るには最低でも60ページほどは欲しいところ。
さらに紙を厚くする必要があるので制作費用がアップします(厚さのある紙は高価です)。
ところがレイフラット製本であれば、ページ数は少なくてもかまいません。最低でも20ページあれば製本できます。
※本文の見開き2ページを1枚の紙に片面印刷し、谷折りで裏面同士を貼り合わせます。20ページということは本文を10枚印刷するということ
ただし、サイズはあまり選べません…
レイフラット製本にご興味のある方は一度ご相談ください!
最後に、入船製本工房の「製本豆知識」、とても面白いので製本に詳しい方も、詳しくない方も読んでみてください☆