たまには、マジメなお話を一つ
「フランス装」というもの、ご存知ですか?
最初その本を見たとき、
袋とじ(…ってあたりで、何かを感じたあなた!
そういう話題ではないのです。残念! )
袋とじの部分が切ってないやん。こんな読めない本、
本の意味がないやんけ、と思ってしまいました。
そして ↑これが「フランス装」というものだったのです
大きな紙の片面8ページ、その裏側に8ページを印刷し、
これで、1ページ目から16ページまでの印刷が完了。
これを、一回折り、もう一回折り、更にもう一回と
3回折ると、上記の写真のようになるわけであーります
この折ったかたまりを重ねていった本文を、
表紙でくるんで本が完成!
通常、袋とじの部分を最後に断裁するわけですが、
そこは慎み深いフランス人
かどうかは知らんが、そのままになっているのです。
ここで登場してくるのが、本の手前にあるペーパーナイフ
袋とじ部分を切り切り(エヘエヘ)、読んでいくのです。
でも、この本は萩原朔太郎の「青猫」。またまた残念!
そのひと手間をいとわない、本好き、
●●好きにはたまらない、装丁なのです。
なんだか、古きよき時代の名残ですね。
きどあつこ
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