「本の名称でなじみの薄いものベスト10」があったら、
これもランクインすると思う、花布(はなぎれ)。
花布とは、この矢印の部分の名前です。
本が綴じてある、背の上と下に貼りつけてある小さい布です。
もともと本を丈夫にするためのものでしたが、
いまは装飾のために用いられています。
カバーデザインと調和するよう、色を選んでいます。
下の写真は色が分かりづらいですが、手前が臙脂色、
奥が紺色です。
「こんなものが付いているなんて気にしていなかった」という方、
ぜひこれから花布に注目してみてくださいね。
すがまりこ