緑まぶしい風薫る5月15日(金)、新潟グランドホテルにて「NPO法人日本自費出版ネットワーク2026新潟全国大会」が開催されました。全国から自費出版に携わる30名が集い、業界の課題の共有や親睦を深めるとともに、本づくりの原点に立ち返る体験型講座や、開催地・新潟の歴史文化に触れる多彩なプログラムを実施、盛況の3日間となりました。
冒頭、代表理事の川村信良氏が「ネットワークの歴史を振り返る」と題して登壇。自費出版ネットワークの誕生や「日本自費出版文化賞」創設の経緯を語り、当法人が果たしてきた役割を改めて共有しました。 続いて、岩根順子副代表理事からは自費出版ライブラリー「考耕行(こうこうこう)」の発足とその後の歩みについて説明があり、これまでの足跡とこれからの展望を見据える貴重な時間となりました。
【第49回自費出版アドバイザー講座】
講師: 株式会社木戸製本所 代表取締役 木戸敏雄
テーマ:「製本から見た自費出版のイロハ」
本講座では、冒頭に参加者が実際に手を動かして紙を折ったり糊付けをしたりするワークショップを導入。製本に適した紙の厚さを実感し、本の強度や開き具合を左右する「紙の目なり(目方向)」の重要性を体感しました。 講師は「本づくりは机上の2D(平面)ではなく、最終的には3Dの立体物になるもの。だからこそ、いい本づくりにはチームワークが大切」と強調。制作側としてクオリティ向上に直結する、実践的な学びの場となりました。

【全国交流会記念講演】
講師: 「路地連新潟」代表/日和山五合目館長 野内隆裕 氏(第2回ニイガタ安吾賞受賞)
テーマ: 「みなとまち・新潟の楽しみ方」
記念講演では、NHKの人気番組「ブラタモリ」で新潟の案内人を務めた野内氏が豊富なスライドを交えながら「砂の町」としての新潟の成り立ちや、波乱に満ちた歴史を独自の視点でユーモアたっぷりに解説。この講演が好評を博したからか、翌日16日に開催されたエクスカーション(まち歩き)は5名が急遽当日参加を希望。実際に新潟の路地や歴史の面影を体感する、熱量高いフィールドワークとなりました。

その後の懇親会では参加者各人のスピーチに続き、日ごろの仕事上での悩みや問題点を相談したり、二次会は場所を「喜ぐち」に変えてさらに盛り上がり、夜は更けていきました。
前日の(株)博進堂さま・木戸製本所の企業見学から始まり、最終日のまち歩きまで、まさに自費出版の世界に浸った充実の3日間となりました。ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!

▲まち歩きの様子。新潟ではめずらしい晴天に!